IFA業者(金融商品仲介業者)の違いについて

お久しぶりです。弊社も昨年7月末に事業がスタートして、間もなく一年が経とうとしています。事業に追われブログを書くことサボっておりました。コロナの影響もあり、少し時間に余裕が出てきたので、また再開しようと思います。

 

本日は、各IFA業者の中身、主に報酬率(バック率)について書いていこうと思います。サラッと申し上げていますが、業界の中ではおそらくタブーとされている部分なので、具体的な数字を目にすることはあまりないでしょうが、このブログではバチバチに書いていこうと思います。

 

・おさらいとして、IFA個人に入る報酬は、どこかの業者に所属している場合は、証券会社→IFA業者→IFAという形で入ってきます。個人でやる場合は間のIFA業者がない形ですね。

 

・具体的な数字を使うと、IFA個人があげた手数料を100とすると、おおよそ証券会社からは70から75がIFA業者に入ってきます。

 

・そこからIFA業者がいくらか抜いてIFA個人に報酬として渡します。この間をいくら抜くかが、IFA業者の違い(差別化できるポイント)になってきます。

 

・もちろんIFA業者もIFA個人の活動のために、オフィスを用意し、デスク、椅子、パソコン、電話、プリンター、ネットの契約、事務員の人件費等々の費用が掛かっていますので、いくらか間を抜かないとやってられません。

 

・中にはIFAを社員として雇い、固定給を渡している会社もあります。最近は、たくさん間を抜くことが出来なくなっているので、固定給にしているところも増えています。転職する人にとっては、固定給の方が安心できるという人も多いと思います。

 

・個人的には固定給制には反対です。やはりIFAの醍醐味の一つはサラリーマンでは得られないような高収入の可能性があるという点だと思います。収入の高い人の方が、お客様に対しても真剣に向き合い、仕事に時間を費やしている印象があります。

 

・ここからは実際の業者の数字を使って説明していきます。

 

・まずは業界最大手のA社。証券会社からの報酬から約10%引いてIFAに渡しています。これとは別に毎月固定費を12万円ほど取っています。この会社には現在170名ほどのIFAが居ますので、月2040万円の固定費とIFAの手数料の10%が入っています。

 

・ここが人気の理由は、狭い業界なので、先輩や同僚達がすでに入社しているので、その紹介で入るというのもありますが、条件としても十分良いし、バックオフィスも充実しているからだと思います。

 

・他社がここより条件をよくすると、IFA業者は儲からないので、固定給にして人を集める業者が増えている理由はこのA社の存在が大きいと考えられます。

 

・月12万円の固定費は高いですが、稼ぐ自信のあるIFAが入ってくるということと、毎月12万円の追われるという、ノルマに近い感覚が生まれるので、数字を出さなければいけないという意識になるというメリットがあると思います。

 

・次は業界2番手のC社です。現在約70名が在籍しています。こちらは約25%引いてIFAに渡しています。固定費はありません。アットホームで雰囲気の良い会社だと聞いております。固定費がない分、あまり数字ができない人も所属しやすいです。

 

・A社と比較すると。月々88万円の手数料を稼げない人はC社に所属した方が有利と言えます。

・ちなみにIFAは月100万円の手数料を稼げるかどうかが、ひとつの目安となっています。

 

・次にネット上でよく見かけるF社。現在38名ほどのIFAが所属しています。現在は固定給の正社員のみ募集しています。A社より条件を良くしないと数字の稼げるIFAは集まらない、しかしA社より条件をよくすると会社が儲からない、と判断したのか、途中から出来高制の募集をやめました。

 

・他にも固定給の業者はありますが、特に変わった制度のところは見つけられませんでした。正社員で固定給のところは、社員全員が一致団結するという点で会社としての推進力は強いと思います。出来高制の個人プレーのIFAでは中々団結するのは難しいです。

 

・かなり個人的な意見ですが、正社員でやっている業者は、投資信託やファンドラップなど、手間がかからず、保有しているだけで手数料が入ってくる商品をお客さんに勧めている傾向があると思います。それは、毎月人件費が決まっているので、収入もできるだけ安定させたいという気持ちの表れでしょうか。

 

・最後になりますが最近勢いのあるY社。こちらは事業を開始して1年も経っていないみたいですが、現在10名のIFAが所属しています。IFA業者が取るのはたったの5%で固定費は5万円です。どうやって事業をしているのかと思いますが、IFAにとっては良い会社ですよね。しかも誰かの紹介でIFAが入社すれば、その5%のうちの2.5%を紹介者に渡すという制度もあるみたいです。破格ですよね。

 

・まだまだ若い会社なので、不便なところもありますが、これからIFAとして独立するぞ、という強い気持ちのある方にはもの凄く良い会社だと思います。

 

以上。あまり聞くことがない、IFA業者の報酬率について書いてみました。弊社にご興味がある人は、是非コメントにて連絡してください。

 

PS

これって私だけ?第三回!

小学校の時のマラソン大会は1位5回、2位1回でした。2年生の時に風邪をひいて2位になってしまったのですが、その時の1位の子は、1年生の時はマラソン大会を欠席し、3年生の時には引っ越してしまったので、結局勝てず仕舞いでした。負けたままというのは悔しいので、約30年経った今、どこかで見つけたら勝負しようと思っています。